「御田神辺池ソーラー発電所」
(出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資とスマートソーラー(東京都中央区)は、香川県さぬき市のため池上に約1.52MWの水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、売電を開始したと発表した。9 月 19 日に竣工式を開催した。

 日本アジア投資と地元パートナーとの共同事業となる。スマートソーラーが設計・施工監理を担当した。さぬき市の御田神辺(みたかべ)池の水上にフロート架台を浮かべて約1.52MW分の太陽光パネルを設置した。

 名称は、「御田神辺池ソーラー発電所」。年間発電量は約187万kWhを見込み、これは一般家庭約530世帯分の年間電力消費量に相当する。買取価格は32円/kWhで四国電力に売電する。総事業費は約 5 億円で、そのうち約 85%をプロジェクトファイナンスを組成し、香川銀行から調達した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは日本リーテックが担当した。中国・ジンコソーラー製のパネル(295W/枚)を5175枚、水上に並べた。パワーコンディショナー(PCS)は中国・SUNGROW製(1260kW)のコンテナ格納式変圧器一体型を採用した。フロート架台は、三井住友建設グループのSMCテック製となる。

 フロート架台は、水抜き時の着底にも耐える内部充填型という。内部に発砲ポリスチレンを充填することで外皮が破損しても水没せず、「モジュール差し込み口を改良することで長期の耐久性を向上させた」(スマートソーラー)という。

 日本アジア投資にとって、水上メガソーラーは、今年 5 月に売電を開始した「野間池ソーラー発電所」に続き 2 カ所目で、この他に 2 案件を手掛けている。同社は現在、固定価格買取制度(FIT)の価格低下に対応すべく、低コストの開発手法を研究しており、水上メガソーラーは、その有力な手法一つとして、今後も積極的に取り組んでいくという。

 また、スマートソーラーにとっては、初めて手掛けた水上メガソーラーとなる。同社でも、水上メガソーラーは、「通常の地上設置型に比べて、造成工事による森林破壊を伴わないこと、遮蔽物が無いこと、水面による冷却効果で発電効率が良いなど利点が多い」とし、今後とも、事業開発や技術開発に積極的に取り組んでいくとしている。