パナソニックは、シリコンバレーの同社拠点が中心となって進める新しい住環境サービスの開発プロジェクト「HomeX」を発足した。同社の持つ黒物家電(オーディオ機器など)や白物家電、住宅、住宅設備の技術を基にして、将来あるべき新しい住環境サービスを1から構築する。ユーザー体験(UX)やソフトウエア、ハードウエア全てを再設計するという。

 同プロジェクトはシリコンバレーの他に、パナソニックの本社がある門真市(大阪府)と、同社の家電事業を手掛けるアプライアンス社の本社がある草津市(滋賀県)の2つの国内拠点を合わせて、約20人のメンバーが中心となって活動する。「日本とシリコンバレーの時差を利用すれば、24時間体制で活動できる。20人という規模は、スタートアップを意識した」(パナソニック ビジネスイノベーション本部 副本部長 兼 パナソニックノースアメリカ 副社長の馬場渉氏)という(図1)。

 シリコンバレーを中心にプロジェクトを進める理由は、「不完全なサービスでも、それが革新的であれば受け入れる雰囲気があるから」(同氏)という。品質が低くても早くサービスインすることで、顧客の意見を早期に開発に反映でき、サービスの品質を高める狙いだ。

図1 パナソニック ビジネスイノベーション本部 副本部長の馬場渉氏
同社のシリコンバレー拠点の実質的な責任者。以前にドイツSAP社のvice presidentを務め、2017年4月にパナソニック入社。前職の時からシリコンバレーでの豊富なビジネスの経験を持つ。
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