丸井グループの温室効果ガス排出量の推移
(出所:丸井グループ・共創サステナビリティレポート2017)
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電源の由来照明のイメージ
(出所:みんな電力)
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 丸井グループは7月10日、再生可能エネルギーに関する国際的イニシアティブ「RE100」に加盟したと発表した。事業活動で消費する電力について、2025年までに75%以上を、2030年までに100%を再エネから調達することを目標に掲げる。

 目標達成に向けて、みんな電力(東京都世田谷区)の再エネ電力サービス「ENECT RE100 プラン」のトライアルに参加する。同サービスは、ブロックチェーンP2P電力取引プラットフォーム(ENECTION 2.0)を適用することで、再エネ発電所からの電力と需要を30分単位でマッチングし、供給元の再エネ発電所の特定(電源のトレーサビリティー)を実現する。

 丸井グループの店舗施設には、エコ・パワー(東京都品川区)が運営する青森県にある固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終了した風力発電所3カ所(合計出力2MW)の再エネ電力を中心に供給する。買取期間終了後の「卒FIT」発電所の電力を個別に需給マッチングして供給することで、ゼロエミッション価値(環境価値)を含む再エネ電力の供給を実現した。

 みんな電力は今後、家庭用太陽光発電を含む卒FIT発電所から継続的な買い取りの選択肢を提供し、卒FIT発電所の継続的な発電を支援するとしている。また、再エネ価値がないと整理されているFIT電気と非化石証書(再エネ指定)を組み合わせて有効活用することも検討する。

 丸井グループは、今後の電力削減の取り組みを踏まえて温室効果ガスの削減目標を設定し、3月に日本の小売業界で初めて「Science Based Targets(SBT)」認定を取得している。2016年度比で、2030年度までにグループ全体のScope1(主に自社の車両移動や物流センターなどからの排出量)とScope2(主に自社の店舗・事業所運営に関わる排出量)を合計40%削減、Scope3(製品の製造・販売・消費とあらゆるバリューチェーンに関わる排出量)を35%削減、長期的には2050年度までにScope1とScope2を合計80%削減することを目指す。