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御殿場市で4.4MWの営農型メガソーラー、ヒサカキを栽培

タイ系企業が建設、パネルは中国トリナ製

2018/06/06 14:51
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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御殿場市に立地する
(出所:BCPGジャパン)
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太陽光パネルの下の農地でヒサカキを栽培する
(出所:BCPGジャパン)
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 タイ系の太陽光発電開発・運営事業者であるビーシーピージージャパン(BCPGジャパン:東京都港区)は6月6日、静岡県御殿場市において、合計出力約4.4MWの営農型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働を開始したと発表した。

 出力約2.17MW、約2.24MWという2カ所の発電所(御殿場1・2太陽光発電所)で構成しており、4月16日に商業運転を開始していた。

 売電単価は32円/kWh(税抜き)で、東京電力グループに売電している。年間発電量は一般家庭約1100世帯の消費電力に相当する量を見込んでいる。

 同社にとって、はじめての営農型の太陽光発電所となり、かつ、東京電力管内ではじめての発電所の稼働となった。これにより稼働済み案件は8カ所、合計出力は約44MWに拡大した。

 休耕地を活用した。土地の所有者は63人の個人で、農地の敷地面積は合計で6万7585m2となっている。

 2カ所とも、営農する作物はヒサカキを選び、約1万3000本の苗木を植える。ヒサカキは神事や仏事に使用されるサカキの一種で、東日本の営農型の太陽光発電所で多く栽培されている。

 サカキの営農では、一般的に苗植えから3年後に出荷できる水準に葉が育つようになる。今回の御殿場における営農型でも、収穫・出荷は約3年後に始まる計画としている。

 営農型では、農地内に柱を立てて太陽光パネルを設置する。今回は、農作業の効率を考慮し、太陽光パネル低部の高さは、地上2mとした。太陽光パネルは、10cmの間隔をあけて固定し、この隙間から太陽光が下の農地に降り注ぐなど、ヒサカキの営農に必要な一定の日射や、雨水を確保できるとしている。

 発電設備については、日本エナジーバンク(札幌市中央区)が元請けとなり、京セラソーラーコーポレーションと奥村組が設計・施工を担当した。

 太陽光パネルは、中国トリナ・ソーラー製を採用した。出力335W/枚のパネルを1万3176枚設置した。トリナ・ソーラーは、営農型向けに両面ガラス品を推奨しているが、今回は、裏面に樹脂製バックシートを装着した一般的なタイプを採用した。

 パワーコンディショナー(PCS)は、中国の華為技術(ファーウェイ)製を採用した。小出力の機種を118台導入した分散型の構成となっている。

 BCPGジャパンでは、御殿場での経験を生かし、今後も営農型のプロジェクトを開発していくとしている。​

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