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「貼れる」太陽電池、三井化学の透明ポリイミド材料を基板に採用

2018/05/31 23:08
工藤宗介=技術ライター
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理研などが開発した超薄型有機太陽電池
(出所:三井化学)
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透明ポリイミド用液状材料「エクリオス」
(出所:三井化学)
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 三井化学は5月31日、同社が開発した透明ポリイミド用液状材料「エクリオス」が、理化学研究所(理研)、東レ、科学技術振興機構(JST)らの国際共同研究グループが新たに開発した超薄型有機太陽電池に採用されたと発表した。

 国際共同研究チームが今回開発した超薄型有機太陽電池は、十分なエネルギー変換効率と耐熱性を両立した。高温下での駆動や熱を伴う加工が可能で、熱で接着剤を溶かす「ホットメルト手法」を用いて性能劣化なく衣服に貼り付けできる(関連記事)。

 エクリオスは耐熱性、耐薬品性、強靭性、寸法安定性に優れた無色透明なポリイミド用液状材料(ポリアミド酸ワニス)。同太陽電池の基盤層に使用され、表明平滑性と熱安定性を向上させたことで、同太陽電池の超薄型化(デバイス厚さ3μm)と熱耐性(100度)に貢献したという。

 また、従来のガラス基材にはなかった柔軟性を持ち、布地への接着にも対応する。透明性により接着面の意匠性も維持する。今後、ガラス代替の耐熱基材、フレキシブル回路基板、バインダーなど、さまざまな次世代エレクトロニクス関連製品への展開が期待される。

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