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JERAが世界最大250MWの「蓄電池併設」メガソーラー

米豪企業と連携し海外で400MWhの蓄電システムを計画

2018/05/31 17:49
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ、工藤宗介=技術ライター
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 東京電力フュエル&パワーと中部電力の折半出資会社であるJERA(東京都中央区)は5月29日、米Fluence Energyと豪LYONとの間で、アジア太平洋地域における蓄電池ビジネスの共同検討に関する基本合意書を締結した。

 基本合意に基づき、オーストラリアの蓄電池併設型メガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトについて検討を進める。クイーンズランド州ケープ・ヨーク(太陽光出力55MW、蓄電池出力20MW・容量80MWh)、南オーストラリア州リバーランド(太陽光250MW、蓄電池100MW・400MWh)、ビクトリア州ノーウィンギ(太陽光250MW、蓄電池80MW・320MWh)の3件で、2019年の稼働開始を目指す。

 3プロジェクトを合わせると、太陽光555MW、蓄電池の出力200MW、容量800MWhに達する。なかでも、リバーランドのプロジェクトは、250MWの太陽光発電に出力100MW、容量400MWhもの大型蓄電池を設置する計画で、実現すれば、世界最大級の蓄電池併設型メガソーラーになると思われる。

 これまで再エネ併設型で「世界最大」とされたのは、昨年12月にオーストラリアに稼働した100MW・129MWhの蓄電池で、風力発電(315MW)の出力変動を緩和する。米テスラが受注し、建設した。着工済みで日本最大となるのは、北海道八雲町に設置するメガソーラーで、太陽光102MW、蓄電池の出力52.5MW、容量27MWhとなる(関連記事) 。

北海道に設置済みのメガソーラー併設型の蓄電池(知内町に設置した東芝三菱電機産業システム・TMEIC製のシステム)
(出所:日経BP)
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 北海道の蓄電池併設型プロジェクトが、蓄電池の出力(MW)を多めに確保して秒から分単位の短周期変動対策に使うのに対し、今回、公表されたオーストラリアのプロジェクトは蓄電池の容量(MWh)を多く確保する設計になっていることから、時間単位の長周期変動対策への対応も想定しているとみられる。

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