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ICU患者を遠隔集中管理、生産性改善や医療の質向上を

昭和大学とフィリップスの「eICU」、2病院で稼働開始

2018/05/30 17:30
増田 克善=日経デジタルヘルス
遠隔集中治療患者管理プログラムのイメージ
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昭和大学Intensive Care支援センターの様子
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遠隔集中治療患者管理プログラムで利用するeCare Manager
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 昭和大学は、「遠隔集中治療患者管理プログラム(eICU)」の稼働を昭和大学病院および昭和大学江東豊洲病院において開始した。医療従事者の労働生産性改善やICU滞在日数の短縮・適正化などを目指す。

 eICUは、複数の病院や病棟にいるICU患者の状態や生体情報、検査結果情報などを遠隔にある支援センターに集約し、多忙な集中治療の現場をサポートするプログラム。フィリップス・ジャパンと共同で研究開発を進めてきた。

 支援センターにいる専門医1人、看護師1人、医師事務作業補助者1人のチームが、約50人のICU患者のケアをサポートする。米国の研究では、400万症例以上のビッグデータと組み合わせて効果的な対処法を導き出し、ICU退室までの期間を20%短縮する結果も出ているという。

 昭和大学は同プログラムの有効性にいち早く着目し、フィリップスへの提案によりアジア初の実用化に向けた共同研究をスタートさせた。同プログラムを導入することにより、限られた数の専門医・看護師でも効率的かつ安全にICU患者を治療できるため、専門医不足に悩む地方の病院などとの医療連携にも活用することが期待できる。また、高齢化に伴う重症患者の急増にも医療の質を落とさずに効率的に診断することが可能になると見込まれる。

 両者は、重症患者の早期社会復帰に向け、ICU滞在日数の適正化、人口呼吸器装着日数の短縮、ICU入室患者数の増加、患者およびスタッフの安心・安全の実現を目指していくとしている。

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