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低圧アルミケーブル、屋根上太陽光にも適用、古河電工

2018/05/24 16:28
工藤宗介=技術ライター、金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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らくらくケーブルシステム
(出所:古河電気工業)
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 古河電気工業は5月22日、高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくケーブル」および専用端子、端子台、専用工具から構成される「らくらくケーブルシステム」を開発した。6月発売予定で、価格は未定。

 同社は、らくらくケーブルの売上高を2020年度までに21億円に拡大する予定。

 600V以下の電力用低圧ケーブルで、新築のビルやマンション、工場、商業施設などの屋内配線を想定した製品。電蝕などの問題から、従来の架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)との混在はできない。また、低圧環境下であれば屋根上太陽光発電設備などにも適用可能としている。

 導体にアルミニウムを採用することで、CVケーブルと比べて同サイズで約半分の質量を実現した。通電容量をCVケーブルに合わせた場合のケーブルサイズは1~2サイズアップするが、質量は約30%軽減した。

 絶縁材料を改良し、導体構成を工夫することで従来のCVケーブルの約3倍曲げやすくした。また、常温だけでなく低温下でも従来のCVケーブルよりも容易に被覆を剥ぎ取りできる。

 アルミ導体ケーブルを使用する際の技術的課題とされる「導体表面の酸化皮膜」「異種金属接触腐食」「応力緩和」を解決するために圧着方式のアルミ導体専用端子、端子取り付け板をアルミニウム合金製としたアルミ端子台を開発した。また、専用の皮剥ぎ+ブラッシング用工具を用意した。

 古河電気工業は、すでに「22kV級アルミ導体架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(アルミ導体CVケーブル)」を開発・製品化しており、国内メガソーラーへの採用例もある(関連記事)。

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