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旭化成、相馬市で再エネ水素、世界最大のアルカリ水電解設備で

2018/05/24 13:33
工藤宗介=技術ライター
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大型アルカリ水電解試験棟
(出所:旭化成)
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大型アルカリ水電解設備
(出所:旭化成)
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 旭化成は5月22日、大型電極を用いたアルカリ水電解設備を使い、IHIと共同で再生可能エネルギーによる「グリーン水素」製造の試験運転を開始したと発表した。福島県相馬市のスマートコミュニティ事業の実証施設「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」内に設置した。

 電極面積3m2の大型アルカリ水電解設備を活用する。同施設の最大水電解電力は120kW、水素製造能力は25Nm3/h。旭化成によると、この電極規模のアルカリ水電解設備は、「世界最大」という。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けて開発した。

 これまでの試験研究では90%超のエネルギー効率と優れた変動出力応答性を確認済みで、試験運転では同設備を実際に太陽光発電設備と連携運転させて実用性を検証する。期間は2020年3月までの予定。同設備で得られた知見をもとに、セルスタック数を拡張した1ユニット10MW級の大型アルカリ水電解システムの実用化に取り組む。

 そうまIHIグリーンエネルギーセンターは、太陽光発電電力の地産地消と地域振興・発展への寄与を目的とした施設で、相馬市とIHIが4月に開所した。出力1.6MWの太陽光発電設備、容量2500kWhのリチウムイオン蓄電池、エネルギーマネジメントシステムなどを設置した。水素製造研究設備は、今回のアルカリ型のほか、水素製造能力30Nm3/hの固体高分子(PEM)型も備える (関連記事)。

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