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セブン-イレブン、再エネで半分の電気を賄う実験店、路面と屋根に太陽光

2018/05/23 10:20
工藤宗介=技術ライター
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セブン-イレブン相模原橋本台1丁目店
(出所:セブン-イレブン・ジャパン)
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路面型とカーボート上・屋根上太陽光発電設備を設置
(出所:セブン-イレブン・ジャパン)
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 セブン-イレブン・ジャパンは5月22日、電力需要の約半分を再生可能エネルギーで賄える実証店舗「セブン-イレブン相模原橋本台1丁目店」(神奈川県相模原市)をオープンした。路面と屋根上、カーポートの上に設置した太陽光パネルで、店舗の使用電力の約半分を発電できる。

 国内外のさまざまな分野を代表する企業から「環境負荷の低減」「働きやすさの向上」「快適な店内環境づくり」をテーマとした技術や設備の提案を受け、全50社90種の技術を採用した。

 2017年12月に開店した実証店舗「セブン-イレブン千代田二番町店」で実証を進めてきた15種の技術を引き続き採用、24種の技術を改良して採用するとともに、51種の新たな技術を導入した。特に「環境負荷の低減」を推進するために多くの新技術を採用し、使用電力の約46%をCO2排出量ゼロの再生可能エネルギーで賄うことが可能になった。

 主な導入技術としては、千代田二番町店舗でも採用した、仏大手建設Bouygues(ブイグ)グループの道路工事会社Colas(コラス)による路面型太陽光発電設備「WATTWAY by Colas」を引き続き設置した。駐車場の約半面にあたる201.6m2を敷設し、店舗使用電力の約9.1%に相当する年間約1万6145kwhの発電量を見込む。

 駐車場のカーポート上および屋上の太陽光発電設備にも、三井物産プラントシステム提供の高効率パネルを引き続き採用した。予想発電量は、店舗使用電力の約36.6%に相当する年間6万4608kWh。また、新たに店頭のサインポール看板に太陽光発電設備と風力発電設備を設置し、夜間の店頭電力を発電する(東亜レジン、中西金属工業提供)。予想発電量は、店舗使用電力の約0.3%に相当する年間約473kWh。

 さらに、太陽光発電の余剰電力を蓄電して夜間に使用できる蓄電池システムを導入。容量176kWhのリチウムイオン蓄電池を2個設置する(東芝キヤリア提供)ほか、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」10台分の中古蓄電池を再使用した蓄電池を2基・合計20kWhを設置した(トヨタエナジーソリューションズ提供)。

 このほかにも「働きやすさの向上」として、商品補充の手間を軽減したバックドアチルドケース・ウォークイン補充用ラック・ウォークイン商品陳列棚(富士電機提供)、遠心力でオイルミストを弾くことで清掃時間を削減したオイルスマッシャー搭載フライヤーフード(フジ工業提供)などを採用。店内作業時間を7.1時間削減した。

 「働きやすさの向上」および「快適な店内環境」としては、店内の気圧を正圧化することで店内温度を安定させた空調コントローラー(東芝キヤリア提供)などを備えた。セブン-イレブン・ジャパンでは、同店舗での試用や実証を足掛かりに、可能なものから全国の店舗への拡大を検討する(関連記事)。

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