「ウィンドファームつがる」送変電設備工事の概要
(出所:住友電気工業)
[画像のクリックで拡大表示]

 住友電気工業は5月16日、青森県つがる市に風車38基を設置する合計出力約122MWの陸上風力発電所「ウィンドファームつがる」向けに送変電設備および工事を受注したと発表した。地中送配電線・受変電設備など電気設備の設計・製造・据付を一括で担当する。

 各風車からの発電電力を33kVの地中配電線で集電し、154kVに昇圧した後に電力会社との系統連系地点までの約34kmを地中送電する。長距離送電では送電ロスが課題となるが、当初予定されていた66kV送電から154kV送電に設計を変更することで、送電ロスの低減や回線数の低減、ケーブルの小サイズ化(軽量化)を実現した。

 同社グループ企業で受変電機器や交流フィルターなどを提供する日新電機(京都市)とともに系統解析を実施することで、高周波対策や過電圧対策などの系統技術課題に対して最適な設備形態を提案した。

 また、施工を担当する住友電設(大阪市)とは、集電・送電を合わせて56kmに及ぶ地中埋設管露計画について、適正なルートを選定するための調査や許認可取得のための協議、各種申請書の作成をサポートした。

 同発電所の事業主体は再生可能エネルギー事業者大手のグリーンパワーインベストメント(東京都港区)で、施工は鹿島建設が担当する。住友電工は計画初期から参画し、鹿島から工事を受注した。2020年の運転開始を目指す。