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九電管内、太陽光比率が最大8割に、出力制御の準備は最終段階(page 3)

指定ルール対象者で「制御機能付きパワコン」への未切り替え者は契約解除へ

2018/04/27 19:40
金子 憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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5月中旬を最終期限に「契約解除」

 九電では、「今後も、未切り換え事業者に対しては、協力をお願いしていくが、5月中旬を過ぎても、切り替えが完了していない事業者に対しては、公平性の観点から、契約解除に向けた手続きを進めていく」としている(図3)。

図3●出力制御に応じなかった事業者への対応
最終通告の後に契約解除(出所:九州電力)
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 契約解除となった場合、該当する発電設備から九電の系統に送電して売電できなくなるので、売電収入はゼロになる。

 九電では、今春の大型連休中に出力制御を実施することになった場合、準備の整っている旧ルール事業者と、指定ルール事業者のうち高圧・特別高圧案件を対象に指令を出し、未対応者の残る低圧事業者に対しては、準備完了後に制御対象に加えることで、公平性を確保したいという。

 こうした問題が起きたのは、出力制御機能付きPCSが市販化される前に、系統承諾を行う必要があったため、稼働後に切り換えることを約束して連系してきたことがある。ただ、すでに制御機能付きPCSが市販され、現在では十分な台数が供給されているため、今年3月以降、制御機能付きPCSでない場合、連系できない形に連系手続を変更済みという。

 なお、本サイトでは、出力制御が実際に出された場合の具体的な作業に関して、今年2月13日付「メガソーラー探訪」で、すでに指令が出ている壱岐のメガソーラーのケースを紹介した(関連記事)。

 この記事では、旧ルールの高圧連系するメガソーラーに対し、制御する当日の朝7時までに指令がキャンセルされる状況を記載している。九電によると、これは系統規模の小さい離島だけのルールで、九州本土で、旧ルール事業者への指令で、「当日キャンセル」の可能性があるのは、専任の主任技術者のいる特別高圧案件だけに限定するとしている。

 一方、自動制御である指定ルール事業者に対しては、制御スケジュール情報を前日に送信するほか、場合によっては当日に送信する可能性もあるとしている。

 また、壱岐のメガソーラーのケースでは、PCSの停止に際して、現地に赴き、タッチパネルからのオフに加え、PCSの遮断機まで落としていた。九電によると、PCSの停止方法に関しては、メーカーや機種などによっても違いがあり、必ずしも遮断機まで操作する必要はなく、加えて、遠隔制御装置を導入していれば、サイトに行かずに遠隔操作で停止することも可能としている。

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