ビーコンとアプリで徘徊防止、金沢市で実証実験

2016/04/27 20:05
近藤 寿成=スプール

 OFF Lineは、認知症患者とその予備軍向けの外出探知・徘徊防止システムについて、2016年4月14~15日に金沢市内で大規模実証実験を実施した。同社が開発したスマートフォン向けアプリ「AirTalk」を活用したシステムである。

 AirTalkは、Bluetooth Low EnergyやWi-Fiを用いた近距離コミュニケーションアプリ。インターネットを使わず、最大直径240mで情報通信できる。今回の外出探知・徘徊防止システムでは、AirTalkと検知用固定無線端末(ビーコン)を利用して認知症患者の在宅・外出を検知。その情報と現在位置を、家族やケアマネジャーのスマートフォンアプリへリアルタイムに配信する。

外出探知・徘徊防止システムの概要
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 探索依頼機能を備え、ビーコンとすれ違った付近にいるAirTalkユーザーに連絡できる。検知に使うAirTalkは、アプリがインストールされていれば、起動していない状態(スマートフォンのスリープ状態)でもビーコンを検知して位置情報を配信する。

 実証実験では、市内4km四方のエリアで、外出した10個のビーコン(徘徊高齢者役)を40台のサポータ端末で検知し、探索する家族端末に配信。10個のビーコンはAirTalkですべて検知され、位置情報が家族端末にリアルタイムで送信されたという。

■変更履歴
記事初出時、冒頭に「グローバルタスクフォース」とあったのは「OFF Line」の誤りでした。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。