カナダ最大の電力会社であるハイドロ・ケベックは2月23日、ケベック州東部のLac-Mégantic町と協力し、同町の中心部でマイクログリッドを建設すると発表した。

 今後数年にわたって最新のエネルギー技術を導入して「Lac-Méganticマイクログリッド」を建設し、最先端技術の「ショーケース」にするとしている。

 同マイクログリッドは、約30棟の住宅や商業ビルで構成し、設備容量300kW(太陽光パネルは最大1000枚)の太陽光発電システム、300kWhの定置型蓄電池システム、エネルギー管理システムを備えたスマートハウスやスマートビル、電気自動車(EV)の充電ステーションなどを導入する計画。

 ハイドロ・ケベックは、約900万ドルを投じて同プロジェクトに取り組む。同町中心地の再開発工事に合わせて2018年中にマイクログリッドの建設を開始し、2019年後半までの稼働を見込む。

 Lac-MéganticのJulie Morin町長は、「Lac-Méganticは未来を見つめ、イノベーションに焦点を合わせている町だ。持続可能な開発への公約と中心地の再開発によって、この地域は最新のエネルギー技術を導入するうえで理想的な場所となっている」とのコメントを寄せている。

 ハイドロ・ケベックは、系統用蓄電システムの研究開発を行う合弁会社をソニーと2014年に設立した経緯がある(関連記事1)(関連記事2)。今回のマイクログリッド建設においても、それらの研究開発で培った技術や知見を活用するものとみられる。