測量した森林
(出所:日本コムシス、テラドローン)
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上方から見た様子
この森林の地面の3次元測量データ(出所:日本コムシス、テラドローン)
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南方から見た様子
この森林の地面の3次元測量データ(出所:日本コムシス、テラドローン)
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 日本コムシスは2月16日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の開発候補地において、ドローン(無人小型飛行体)を使ったレーザーによる3次元測量を実施したと発表した。 この3次元測量技術は、テラドローン(東京都渋谷区)が提供した。

 開発候補地は、神奈川県内の森林地で、傾斜も多い。2017年夏に測量を実施した。

 従来の測量方法では、急斜面を含む森林の内部を歩き回って現地を調査した上、一定以上の木を伐採しないと測量できなかった。そのため、手間と時間がかかり、太陽光発電所の開発計画を立案する上で、コストアップ要因の一つとなっていた。

 テラドローンは、レーザーを搭載したドローンを使うことで、こうした測量を効率化・高精度化する手法を開発しており、土木向けなどに活用を始めている。木の最上部などを含む、森林の最表部の3次元形状に加えて、地面の3次元形状を得られる。尾根や沢、平地の状況を精細に把握できるため、高精度な太陽光パネル配置案を短期間で立案できるほか、木の伐採度合いによる発電量の推定も可能としている。

 人手による従来の手法に比べて、効率化できる上、測量の精度も高いとしている。今回、測量した約13haの森林では、ドローンと測量の技術者4人が作業し、2日間で完了したという。

 日本コムシスによると、今回の森林における太陽光発電所の開発計画は、まだ検討の初期段階という。今回得たデータなどを生かしながら事業化を検討していく模様だ。

 今後、同じように測量が課題となる用地において、太陽光開発を検討する場合、今回の技術を採用する可能性があるとしている。