廃棄物発電プラントの完成イメージ
(出所:JFEエンジニアリング)
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 JFEエンジニアリング(東京都千代田区)の子会社である独Standardkessel Baumgarte(SBG)は2月9日、独大手シュタットベルケ(地域エネルギー企業)MVV Energieが設立した特別目的事業体(SPV)MVV Environment Services社から、英国スコットランド・ダンディー市で廃棄物発電プラントを受注したと発表した。

 今回受注したプラントの発電出力は11MW。1炉で日量329tの廃棄物を処理して一般家庭約2万世帯分に相当する電力を発電すると同時に、隣接する仏Michelin社のタイヤ工場へ蒸気を提供する。受注範囲は、土建を含むフルターンキーEPC(設計・調達・施工)。受注金額は約110億円。工期は2017年11月~2020年。

 これまでSBGは、欧州を中心に115件の廃棄物発電プラントを建設している。これらの実績に加えて、ボイラーの熱回収率を高水準で維持できるボイラークリーニング技術や、英国プリマス市に納品した廃棄物発電プラントが高稼働率で維持していることが高く評価され、今回の受注に至ったとしている。

 英国では、依然として約50%のゴミが埋め立て処理されており、同国の環境政策と処分場の逼迫から大きな問題となっている。こうした背景から、ゴミ焼却時の排熱も有効活用できる廃棄物発電プラントの建設が進んでいる。