アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイのドバイ電力・水庁(DEWA)は2月12日、同庁が現在ドバイ南部のSeih Al Dahalで建設中の5GWのギガソーラー(大規模太陽光発電所)「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム・ソーラーパーク(Mohammed bin Rashid Al Maktoum Solar Park:MBR)」からの電力で水素を生成する実証プロジェクトを、ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)事務局と独シーメンスと共同で進めることで合意したと発表した(関連記事)。

 太陽光による電力で水を電気分解し水素を生成するプロジェクトは、中東では初めてという。

 2月11日から13日までドバイで開催された「第6回世界政府サミット(WGS)」の会期中に、DEWAのサイード・ムハンマド・アル・テイヤー最高経営責任者(CEO)、ドバイ万博事務局のリーム・アル・ハシミ総裁、シーメンスのジョー・ケーザーCEOが覚書に署名した(図1)

図1●ドバイのP2G共同実証プロジェクトの覚書に署名したDEWAのアル・テイヤーCEO(右)、ドバイ万博事務局のアル・ハシミ総裁(中央)、シーメンスのケーザーCEO(左)
(出所:DEWA)
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 同覚書では、2030年に5GWの設備容量を見込むMBRの実証施設で水素を生成し、2020年に開催予定のドバイ万博で運行する燃料電池車(FCV)の燃料として活用するとしている。