パネルレイアウト
(出所:エコスタイル)
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現地での施工の様子
(出所:エコスタイル)
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 太陽光発電事業への新たな投資先として、設置コストが安く、相対的に事業性の高い「屋根上に設置する太陽光発電」が注目されている。

 エコスタイル(東京都千代田区)は、屋根貸し太陽光発電を投資対象とした「エコの輪太陽光発電ファンド19号」を組成し、2月8日から出資者を募集開始した。

   固定価格買取制度(FIT)に基づく売電単価は24円/kWh、目標利回りは5%(税引前)。出資募集総額は3940万円で、運用期間1年となる。

 埼玉県春日部市に建設された倉庫の屋根をエコスタイルが賃借して太陽光発電を行う。1年後にシステムを評価・換金して出資者に分配する仕組み。目標利回りを超える利益はエコスタイルが受け取る。

 損益の分配や金銭の返還に順位を設けた優先出資型ファンド。評価が下落した場合はまずエコスタイルが下落分を負担することで、元本割れのリスクを低減させて資産の安全性を高めたという。エコスタイル出資分の1190万円までの下落なら元本に影響ないという。

 対象となる太陽光発電システムは、合計634.48kWのうち32%・203.03kW(18号ファンド部分は68%・431.45kW)。スペインISOFOTON製の太陽光パネルと、中国Huawei製のパワーコンディショナー(PCS)を採用した。

 申し込み単位は1口10万円で、匿名組合出資分は2750万円(275口)。募集期間は2月28日まで、事業開始は3月1日の予定。クラウドファンディングも活用して募集する。

 FITの売電単価の低下に伴い、設置工事のコストが相対的に安い屋根上太陽光が見直され、投資先としても注目されている。屋根上の住宅太陽光に対して出資する「第三者保有モデル」も始まっている(関連記事)。エコスタイルの屋根上太陽光を対象にしたファンド組成もこうした流れの1つと言える。