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太陽光出力を20倍増設して28.5MWに、既設風力と連系点を共用

JREが出資、EPCはユアテック、パネルはソーラーフロンティア

2018/02/14 16:46
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテック研究所
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約1.2MWから約28.5MWへ、約20倍に増設した
(出所:JRE)
JREの酒田風力発電所の近くに位置
(出所:酒田港リサイクル産業センター)
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 再生可能エネルギー発電事業者のジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区:JRE)は2月1日、山形県の酒田港に立地するメガソーラー(大規模太陽光発電所)「酒田港メガソーラーパーク」の増設分が、営業運転を開始したと発表した。

 同社は、米ゴールドマン・サックス・グループと、森トラスト・ホールディングスの森章社長が設立したMAプラットフォーム(東京都港区)による合弁会社の傘下の企業として設立された後、2017年10月に、ゴールドマン・サックス・グループとシンガポール政府投資公社による資本に変わっている(関連ニュース)。

 元々、酒田港リサイクル産業センター(山形県酒田市)が稼働させていた、出力約1.2MW(連系出力1MW)のメガソーラーを、出力28.531MWに増設した。

 太陽光パネルは、既設の7520枚から、約20倍となる15万6160枚を新たに並べた。増設分のパネル出力は27.328MWとなる。

 発電事業者は、JREと酒田港リサイクル産業センターの合弁による特定目的会社(SPC)、酒田港メガソーラーパーク合同会社となる。

 このSPCが、当初の出力1.2MWのメガソーラーを酒田港リサイクル産業センターから取得後、出力を約28.5MWに増設して運転を開始した。

 固定価格買取価格買取制度(FIT)の買取価格を維持したまま、太陽光発電所の連系出力を拡張することは、連系先の送配電線が受け入れ可能で、かつ、経済産業省が認めた場合に可能となっている。

 ただし、出力をこれほど高める増設例は珍しい。連系先の送電線は、高圧から特別高圧に変わった。

 今回の増設と連系が実現したのは、メガソーラーの立地場所によるとことが大きい。JREの酒田風力発電所(出力約16MW)のすぐ近くに位置する。連系先を、この酒田風力発電所の連系点に切り替えることができた。

 既存の風力発電所と連系点を共用するため、特別高圧送電線への連系設備の導入費や連系負担金を低減できた。

 増設分の用地は、新日鉄住金グループから借りている。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、ユアテックが担当する。太陽光パネルはソーラーフロンティア(東京都港区)製を採用した。採用したパワーコンディショナー(PCS)は、非公開とする。

 酒田港リサイクル産業センターによると、増設分も基本的に同じ発電設備を採用し、EPCのユアテック、太陽光パネルのソーラーフロンティアは、当初の1.2MWと同じとする。

 売電価格は非公開とし、発電電力は東北電力に売電している。増設のため、増設前からの売電価格が適用されるものの、買取期間は、増設前の発電所の運転開始時期から起算して20年間となる。

 増設資金のほとんどは、プロジェクトファイナンスによる融資で賄った。新生銀行を幹事行とするシンジケートローン(一つの融資契約書に基づく同一条件の融資)により、総額74億円を融資した。山形銀行、荘内銀行、きらやか銀行という山形県内の地方銀行3行も融資に参加した。

■変更履歴
公開当初、出資企業に関する記述に誤りがあり、修正しました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2018/2/16 23:15]
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