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「いびき測定アプリ」の臨床研究を開始、井上病院など

医療機器としての承認取得を目指す

2018/02/15 11:10
大下 淳一=日経デジタルヘルス
スマートフォンでいびきを測定
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 春回会 井上病院(長崎市)は、睡眠中のいびきの状態をスマートフォンで評価できる「いびき測定アプリ」の臨床研究を開始する。国立病院機構福岡病院、NECソリューションイノベータと共同開発したアプリで、治験を経て睡眠時無呼吸症候群(SAS)をスクリーニングする医療機器としての承認取得を目指す。

 現在、国内には潜在的に300万人以上のSAS患者がいると推定される。SASの診断では一般に、医療機関を受診し専用機器で睡眠中の呼吸状態を評価する必要があり、これがハードルとなって未診断症例が相当数いると考えられる。そのため、時間や場所を問わず手軽にSASをスクリーニングできるツールが求められているという。

 研究グループが開発したいびき測定アプリは、スマートフォンのマイクで睡眠中の音声を記録。記録が終わると自動的にスマートフォンにいびきの測定結果が表示される。スマートフォンが内蔵する加速度センサーを用いて体の向きを測定するため、体位別のいびきの程度も分かるという。システムは福岡病院が発表した技術を基に開発した。

 今回はアプリの有用性と安全性を検証するために、総務省平成28年度「IoTサービス創出支援事業」の委託を受けて、医師主導の臨床研究を行う。研究で医学的エビデンスを取得し、その後の治験を経て医療機器としての承認を取得することを目指す。

 臨床研究の参加希望者に対しては、事務局がパスワードを発行。利用者がApple StoreまたはGoogle Playからダウンロードした専用アプリにパスワードを入力し、研究への参加に同意するとアプリを使用できるようになる。同アプリは2018年2月28日までは無料で利用できる。

 研究グループは、顔認証技術を使ってSASの重症度を推測するアルゴリズムの開発も進めているという。

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