東北電気保安協会は1月9~11日の3日間、福島県南相馬市でメガソーラー(大規模太陽光発電所)に関する知識や管理ノウハウなどを習得する「エキスパートⅡ研修」を実施した。

 同協会が建設・運営している研修用の太陽光発電所「相馬野馬追の里 ほあんソーラー」を活用し、大きく3つのカリキュラムで実地研修を行った。

 研修カリキュラムは、「太陽電池モジュールの性能診断」「使用前自己確認」「太陽電池モジュールとパワーコンディショナー(PCS)の異常対応」で、3つの班に分かれ、それぞれに4時間程度をかけ、実際の設備を使いながら、検査手法や異常の診断や対応を習得した。

 同協会は、2017年12月末現在、713件の太陽光発電所(売電専用)の保安業務を受託しており、約1000人の保安業務従事者を対象に、メガソーラー設備の基本的な知識に関する研修を行ってきた。今回のエキスパート研修は、すでに基礎研修を受講した技術者を対象に、さらに高度な知識を身に付けることを目的としている。

 従来、各地域の保安協会では、連系変電設備の保安業務が中心だったが、太陽光設備の保安では、太陽光パネル側の直流設備やPCSも含まれ、こうした設備を含めた保守管理や、使用前自己確認を依頼される機会も増えている。

南相馬市の「ほあんソーラー」で実地研修
(出所:日経BP)
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