浜名湖畔に県下最大のメガソーラーが稼働
(出所:SBエナジー)
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パネルは東芝製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用
(出所:日経BP)
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運転開始セレモニーには「出世大名家康くん」と「出世法師直虎ちゃん」も登場
(出所:日経BP)
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 静岡県浜松市の浜名湖畔に出力約43MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ソフトバンク浜松中開ソーラーパーク」が稼動し、2月1日に運転開始セレモニーが開かれた。元養鰻池のあった遊休地、約53.1haに約17万枚のパネルを並べた。静岡県下で最大規模のメガソーラーとなる。

 ソフトバンクの子会社で、再生可能エネルギー事業を手掛けるSBエナジー(東京都港区)と三井物産の合弁によるSPC(特定目的会社)「浜松中開ソーラーパーク」(静岡県浜松市)が発電事業の主体となる。三菱東京UFJ銀行のほか地域の金融機関が融資した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは東芝が担当し、太陽光パネルは東芝製の単結晶シリコン型(260W/枚)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(750kW機)を採用した。太陽光パネル23枚で1つのストリング(直列回路)を構成し、直流側の設備を1000V仕様で設計した。

 太陽光パネルの設置角は10度で、新日鉄住金製の架台に設置した。もともと干拓地で地耐力が不均一なこともあり、コンクリートによる置き基礎を採用。調整池は作らず、フェンス内側に法面を造成し、サイト内に雨水を貯めて地下に浸透させる治水設計にした。

 運転開始セレモニーは、浜名湖ロイヤルホテルで開かれ、プロジェクト関係者のほか、浜松市の鈴木康友市長や稲葉大輔市議会議員などが出席した。

 鈴木市長は「浜松市は、日照に恵まれていることもあり、太陽光発電の導入促進に積極的に取り組んでいる。10kW以上の発電所の設置容量では全国の自治体でトップになっており、県下最大の太陽光発電は、そのシンボル的な施設になる」。稲葉議員は、「市内では電気自動車(EV)を使った自動運転の実証プロジェクトの計画もあり、将来的には、EVがメガソーラーで自動的に充電するなど、夢のある構想も掲げてきたい」と、祝辞を述べた。

 「ソフトバンク浜松中開ソーラーパーク」は、約300人の地権者が所有していた遊休地を1つの太陽光発電所として再開発した。公道を挟んで7つの区画からなり、22カ所あるサブ変電所で22kVに昇圧した交流電流を架空電線の敷設により公道を超え、北側にある変電設備で77kVに昇圧して、中部電力の特別高圧送電線に連系している。