米ニュージャージー州ジャクソン(Jackson)にあるテーマパーク、シックスフラッグス・グレートアドベンチャー(Six Flags Great Adventure)と同社の提携エネルギー事業者であるKDCソーラー社は1月24日、同施設が太陽光による電力で運営する世界初のテーマパークになると発表した。

 KDCソーラー社は、同施設で23.5MW分の太陽光パネルを設置する工事を3月までに開始する。

 駐車場の一部を太陽光パネル付きのカーポートにするほか、40エーカー(約16ha)の土地で太陽光パネルを地上に設置するとしている。2019年末までに全太陽光発電システムの稼働を見込む。

 完成すれば、「電力系統に接続される太陽光発電プロジェクトとしてはニュージャージー州で最大になる」(KDCソーラーのアラン・エプスタイン社長兼CEO)という。

 クリーンエネルギーによる発電と化石燃料への依存度の抑制に加え、KDCソーラー社は同プロジェクトの建設工事で9万9000時間分の労働力に相当する雇用を生む。

 シックスフラッグス・グレートアドベンチャーは、過去45年近くにわたって自然保護活動に取り組んでおり、70種以上の動物を保護・飼育してきた。それらの動物には、絶滅危惧種や野生では既に絶滅した種も含まれるという。また、200エーカー(約80ha)以上の森林、湿地、湿原遷移地域を保全していく。

 同施設はリサイクルにも積極的で、し尿、紙類、プラスチック、木材、混合雑芥などの廃棄物の60%以上を毎年リサイクルしている。ペーパータオルを廃止して省エネ性能の高いハンドドライヤーを導入し、それ以外にも省エネルギー活動を励行しているという。

 シックスフラッグス・グレートアドベンチャーを保有・運営するシックスフラッグス・エンターテインメント社は年間売上高が13億ドル、米国、カナダ、メキシコで20カ所の施設を保有しており、施設数では世界最大、来場者では世界6位の大手テーマパーク運営会社である。

 シックスフラッグス以前にテーマパークで太陽光発電所を設置した主な事例としては、フロリダ州ベイレイクでウォルトディズニー・ワールドリゾートに隣接して建設された「ミッキーマウス形」のメガソーラー(出力5MW)がある(関連記事1)。

 また、テーマパークではないが動物のキャラクターを使ったユニークなケースとして、中国山西省では、パンダ・グリーン・エナジー社がパンダの形をしたメガソーラー(設備容量100MW)を建設している(関連記事2)。