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名大病院、「スマートホスピタル構想」の実証研究

医療従事者と患者がIoTデバイスを装着、サトーヘルスケアが参画

2018/01/30 10:20
大下 淳一=日経デジタルヘルス
高精度屋内位置測位システムを活用
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患者はバイタルモニタービーコンを装着
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 名古屋大学医学部附属病院 メディカルITセンターとサトーヘルスケアは2018年2月、IoT(Internet of Things)を活用して入院患者に対する医療サービスの品質や安全性を高めるサービスモデルの実証研究を開始する。先進技術を用いて医療サービスの変革を目指す名大病院の「スマートホスピタル構想」の一環として実施するもので、名大病院の医療従事者と入院患者を対象にする。

 この研究では、医療従事者と患者の双方がIoTデバイスを身に着け、医療従事者の業務プロセスや患者のバイタル情報を高精度に収集・記録・集約する。これを繁忙時間帯の見える化による適正な人員配置や異常時対応の迅速化などにつなげ、医療サービスの向上を目指す。

 サトーヘルスケアが提供する「高精度屋内位置測位システム」を活用。医療従事者の位置を病室のベッド単位で検出し、これまで見えなかった医療従事者の業務状況や患者とのコミュニケーションを可視化する。さらに、サトーヘルスケアが販売を担当するホシデン製バイタルモニタービーコンを取り入れ、患者の脈拍数や活動量、ストレスレベルなどのバイタル情報をリアルタイムに測定することも計画。医療従事者が患者の状態変化を迅速に把握できるようにしていく。

 サトーヘルスケアの高精度屋内位置測位システムでは、Bluetooth Low Energy(BLE)信号を発信するタグを医療従事者が身に着ける。これにより、各病室に設置した受信機が、医療従事者の位置をベッド単位の精度で測定。患者はバイタルモニタービーコンを身に着ける。

 名大病院メディカルITセンターによれば、入院患者に対するサービスの品質や安全性の向上はスマートホスピタル構想の核になるものという。蓄積したデータはAI(人工知能)を活用して分析する考えで、現場のインシデント(事故につながりかねないミス)の予防につながるシステムを構築する狙いだ。

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