発電設備の配置予定図
(出所:自然電力風力アセス評価書)
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 自然電力(福岡市)は、北九州市の港湾エリアである響灘地区に風力と太陽光発電設備を設置する。北九州市による公募事業「北九州市若松区響灘地区への風力発電関連産業の集積促進事業」として同社が応募し、選定されたもの。1月10日に環境調査評価書を公開した。

 同社が企画提案した「北九州響灘風力発電事業」では、定格出力4.999MW、ローター直径136m、ハブ高さ86mの大型風力発電設備1基と、設置容量500~1000kWの太陽光発電設備、それぞれの発電設備に対応する連系変電所を併設して導入実証を行う。工事は6カ月間の予定で、風力発電設備の輸送ルートは現在検討中。

 同事業は、事業規模から環境影響評価法および北九州市環境影響評価条例の対象事業には該当しないが、環境への影響を軽減し、地域住民に理解を深めてもらうため、自主的に環境影響評価(環境アセスメント)を実施し、評価書を公表した。2月9日まで閲覧できる。

 北九州市では、新成長戦略の主要プロジェクトとして、低炭素で安定・安価なエネルギー供給のための環境関連技術の実用化・高度化を推進する「北九州市地域エネルギー拠点化推進事業」を進めている。

 また、響灘地区は、充実した港湾インフラや広大な産業用地、風車設置に適した風況の良さといった特性から、風力発電施設を集積するにあたって製造・物流・実証研究・メンテナンスといった多様な機能を備えた総合拠点の形成が進められている。公募事業は、響灘地区の一部を貸し出すことで、更なる拠点形成を進めることを目的としたもの。

 同公募事業では、すでにジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区)と北拓(北海道旭川市)の合弁事業体も太陽光と風力のハイブリッド型の発電所を稼働させている(関連記事)。