「加東市屋度大池太陽光発電所(サン・レイクス 屋度 加東)」 
 (出所:コムシスホールディングス)
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陸上でユニットを組み立てた
 (出所:コムシスホールディングス)
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ユニットごとクレーンで水上に浮かべた 
(出所:コムシスホールディングス)
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 コムシスホールディングスは1月13日、兵庫県加東市のため池に水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)を稼働したと発表した。発電所名は、「加東市屋度大池太陽光発電所(サン・レイクス 屋度 加東)」。屋度自治会の農業用ため池に太陽光パネル8036 枚を浮かべた。パネルの総出力は2009kW(2.009MW)となる。

 発電事業者はコムシスクリエイト、設計・施工とO&M(運営・保守)は日本コムシスの担当となる。

 隣接する2つの農業用ため池、「大池」と「更池」に設置した。多結晶シリコン型パネル(250W/枚)を大池に5768枚、更池に2268枚、浮かべた。フロート架台に設置角20度の傾斜に固定した。

 パネルを設置したフロート架台は国内メーカー製で、軽量で紫外線や腐食に強い高密度ポリエチレン製を採用した。フロート式で水上に太陽光パネルを浮かべる太陽光発電所としては、コムシスグループ初となる。総投資額は約6億円。

 水上での難しい施工を少なくするため、陸上でユニットを組み立て、ユニットごとにクレーンを使って移動させ、水面に降ろした。設備全体をワイヤーで岸に固定させるアンカーシステムにより、波や強風にも耐えられるという。

 太陽光発電は通常、外気温が上がる夏には発電効率が下がる。フロート式の場合、水上での冷却効果が期待でき、野立て型・屋根置き型と比べ、高い発電量が期待できる。また、水面を覆うため、貯水の蒸発量を減らし、藻類の異常発生を抑えるなど、水質改善効果も期待できるという。

 年間の発電電力量は約210 万kWh を想定し、年間約1100t のCO2 排出量を削減する効果を見込んでいる。