太陽光発電関連事業を手掛けるアンフィニ(大阪市浪速区)は、直流回路を1500Vで設計した出力約2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を今春に完工する。EPC(設計・調達・施工)とO&M(運営・保守)サービスを受注し、建設を進めている。

 同社は、「Japan Solar」のブランドで太陽光パネルを製造・販売するほか、メガソーラーのEPCサービスも手掛けており、約100MWの実績がある。従来、直流1000V仕様が主体だったが、今回初めて1500Vの設計に取り組み、高電圧化によりシステム効率を高める。

アンフィニが建設したメガソーラーの例
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 太陽光パネルは国内で生産した自社製の1500V対応品(多結晶シリコン型・270W・60セル/枚)を設置する。パワーコンディショーナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製の定格出力2.5MW機「SOLARWARE2500」を採用する。同機は、国内メーカーとして初めての1500V対応機で、筐体に収納する必要のない屋外設置型となる。

1500Vに対応したアンフィニ製の国産太陽光パネル
(出所:アンフィニ)
[画像のクリックで拡大表示]
直流入力1500Vに対応したTMEIC製の定格出力2.5MW機「SOLARWARE2500」
(出所:TMEIC)
[画像のクリックで拡大表示]

 1500V設計のメガソーラーは、システム効率が高いことに加え、工期短縮やO&Mの低コスト化など利点が多いため、すでに米国など海外では主流になりつつある。

 日本でもLooop(東京都文京区)が米ゼネラル・エレクトリック(GE)製PCSを導入して、茨城県の自社発電所を直流1500Vで設計した例がある。ただ、これまでは主要構成品が海外製になるため、稼働後のO&Mなどの面で不安が残るとの声もあった。