カナディアン・ソーラー・プロジェクトが開発したメガソーラーの例
熊本県益城町にある出力約47.7MW。この案件も投資法人が取得済み(出所:カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人)
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 太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラーは、日本の固定価格買取制度(FIT)の改正に伴って導入された入札制度で落札し、広島県において出力17.87MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を開発する。2017年12月5日に発表した。

 日本における太陽光発電開発事業者である、カナディアン・ソーラー・ プロジェクト(東京都新宿区:関連インタビュー)が落札した。買取価格は、17.97円/kWhで落札した。

 落札の結果は、2017年11月21日に経済産業省が公開している(関連ニュース)。カナディアン・ソーラー・ プロジェクトの落札案件の出力は「15.400MW」となっており、カナディアン・ソーラーが発表した「出力17.87MW」は、太陽光パネル出力とみられる。

 これらの数値から、約1.6倍の過積載率で計画しているようだ。

 落札に基づいて開発するメガソーラーは、広島市の鈴張地区に立地する。鈴張地区は、安佐北区の北西端にあり、北広島町と接する山間の地域である。

 宅地の開発予定地だった土地を、メガソーラー用地として活用する。自社製の太陽光パネルを4万8000枚以上並べる。

 2021年までに商業運転を開始する予定とし、稼働後は中国電力に売電する。

 委託するEPC(設計・調達・施工)サービス企業や、導入するパワーコンディショナー(PCS)は、いずれも未定としている。

 カナディアン・ソーラーのショーン・クー(Shawn Qu)会長 兼 最高経営責任者(CEO)は、日本では、今後も入札制度を活用してメガソーラーの開発に取り組むと強調している。

 カナディアン・ソーラーグループでは、昨年10月に東京証券取引所のインフラファンド市場にカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(東京都新宿区)が上場した。入札制度を活用することで、将来的に同投資法人に良質な太陽光発電プロジェクトを追加できるとしている。

 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人によると、今後、数年間、カナディアン・ソーラーグループでは日本で毎年、出力100MW程度の新規稼働が続くという。これらの自社グループ開発案件を同投資法人が積極的に取得していくことで、将来的に資産規模1000億円を目指すとしている(関連ニュース)。