オムロンは、製造現場の知能化を支援するIoT(Internet of Things)サービス基盤「i-BELT」を2017年10月に始動させる。顧客が製造現場のセンサーデータをリアルタイムで分析できるシステムや、その分析結果を制御モデルとして製造現場の機器に反映させるサービスなどを提供する。

 i-BELTは、製造現場で需要が高まっているIoTや人工知能(AI)、ロボティクスなどの先端技術を顧客が導入しやすくするためのサービス基盤という位置付けである。これまでオムロンのFA事業は、PLC(Programmable Logic Controller)やセンサーといった機器が中心だったが、今後はi-BELTを軸にさまざまなサービスも併せて提供することを狙う。

 i-BELTのサービスは、主に[1]データ収集、[2]データの可視化・分析、[3]機器制御へのフィードバック、の3つがある。[1]では、製造現場に存在する多様なフォーマットのデータを収集する仕組みやエンジニアリングサポートを提供する。[2]では、データの分析結果に基づいて製造現場の設備・工程の状況を可視化するソフトウエアや、設備保全・品質向上などの支援サービスを提供する。[3]では、機械学習のアルゴリズムを組み込んだPLCなどのコントローラーを活用することで、設備の異常を予知したり、モーターなどの機器の制御をリアルタイムで最適化したりする仕組みを提供する。既に自社工場では実証を進めており、品質向上などの成果が出ているという(図1)。

図1 オムロン草津工場
プリント基板の実装ラインで、i-BELTのサービスの実証を進めてきた。 (写真:オムロン)
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