ジヤトコは、2020年代に無段変速機(CVT)工場を無人にできる生産技術を開発する方針だ。人の五感に頼る作業を代替するロボットや多関節ロボットの汎用品などを多く導入して、自動化に力を注ぐ。さらに機械部品の工場では異例といえる清浄度の高いクリーンルームを設置し、品質を高める。

 2020年代に完全無人工場を実現するため、4世代に分けて生産技術を開発している(図1)。自動化技術に加えて、小さな設備や、センサーで稼働状況を把握する「見える化」とデータを分析して工程改善に生かす「IoT(Internet of Things)」などの導入に力を注ぐ。

図1 ジヤトコの生産技術の開発ロードマップ
現在は、第3世代の一部の技術を取り込んだ「2.5世代」と言える段階。自動化技術を積極的に開発している。2020年代に、工場の無人化を狙う高い目標を掲げる。
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 現在、2018年ごろに実現する第3世代に向けた技術を開発している。自動化率として、「5~6割を狙える水準にある」(ジヤトコ最高執行責任者の本田聖二氏)と明かす(「工場の無人化を推進」参照)。自動化による労務費などの削減に加えて部品の設計などを工夫して、部品1台当たりの総コスト「TDC(Total Delivery Cost)」を1年ごとに10%近く下げたい考えだ。

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