CTAのSteve Koenig氏(Sr. Director、Research)
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 AI(人工知能)スピーカーの次はロボット─。「CES 2018」開催前に開かれた、CESを主催する米CTA(Consumer Technology Association:全米民生技術協会)のプレスカンファレンスからは、家電の主役が音声対話機能を搭載するAIスピーカー(スマートスピーカー)を足掛かりに、いずれ「コミュニケーションロボット」や「アシスタントロボット」と呼ばれるような家庭用ロボットへ移行することを予感させた。

 2017年のCESでは、米Amazon.com社の「Alexa」をはじめとする音声認識・対話機能基盤や、同基盤を採用したスマートスピーカーや車載情報機器に注目が集まった。その結果、米国市場でスマートスピーカーの出荷台数は大幅に伸びた。CTAの調べによれば、2017年に出荷されたスマートスピーカーの台数は約2725万6000台と、2016年比で279%増になったという(図1)。ただしCTAは、スマートスピーカーの出荷台数が伸びるのは2019年までで、2020年からは減少に転じるとみている。代わりの市場けん引役として期待を集めるのが、家庭用ロボットである。

図1 米国におけるスマートスピーカーの出荷台数の実績と予測
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 これまでも家庭用ロボットはCESで展示されてきたが、その多くが「据え置き型」。代わりに今回のCESで出展が増えそうなのが「移動型」の家庭用ロボットである。プレスカンファレンスでは、その一例として、米Mayfield Robotics社の「Kuri」やフランスBlue Frog社の「Buddy」を紹介(図2、図3)。いずれのロボットも、人とコミュニケーションできるもので、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術で家の中の地図を作り、自律して動く。

図2 米Mayfield Robotics社の家庭用ロボット「Kuri」
図3 フランスBlue Frog社の家庭用ロボット「Buddy」

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