「日経Automotive」2017年12月号の解説「パイオニア、LIDARの勝算」を先行公開した記事です。

パイオニアが自動車用LIDAR(Light Detection and Ranging、レーザーレーダー)のサンプル出荷を2017年内に始める。世界でLIDAR開発の競争が激しくなる中、同社は過去の技術資産を生かして、小さく安い次世代LIDAR開発の“最右翼”と言える存在に躍り出る。高精度3次元地図と組み合わせた新しい事業の構築も狙う。パイオニアのLIDAR開発の最新状況を解説する。(本誌)

 LIDARはレーザー光を車両の周囲にスキャン(走査)し、物体に当たった反射光が戻るまでの時間を計測することによって、物体までの距離と位置に加えて、形状まで検知するセンサーだ。カメラやミリ波レーダーと並んで、自動運転を実現するための「三種の神器」の一つに位置付けられる。

 パイオニアは2017年内にサンプル出荷を始めると発表した。MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)と呼ばれる、半導体プロセスを使って作製する微小機械により駆動するミラー(MEMSミラー)を使ってレーザー光をスキャンする方式を採用する(図1)。

図1 パイオニアのLIDARの外観
2017年内にサンプル出荷を始める。
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