NTTとトヨタ自動車は2017年3月、次世代の移動通信技術である「5G(第5世代移動通信)」を活用するコネクテッドカー(つながるクルマ)の研究開発で協業すると発表した。多数のクルマから車両の状態や走行データなど情報を収集して蓄積、分析処理するICT(情報通信技術)基盤の研究開発や、5Gの自動車向け標準化の推進、エッジコンピューティング技術の適用性の検証などを共同で進める。2018年に実証実験を実施して、コネクテッドカー分野での新サービスを検証する計画だ。

 通信業界では、このような車載機器に向けた5G関連の取り組みが活発化している(表)。NTTグループでは、NTTドコモが今回の協業以前からデンソーやディー・エヌ・エー、パスコなどとの共同研究を進めている。KDDIはトヨタと共同でコネクテッドカー用の通信プラットフォームを開発中だ。ソフトバンクは子会社のSBドライブを通じてコネクテッドカーへの5Gの活用を検討している他、テレマティクスシステムを提供する子会社も設立した。

表 通信会社の車載機器に向けた5G関連の主な取り組み
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