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自動車メーカー各社が2020年ごろを機に電気自動車(EV)の本格量産を始める。EVの「先駆者」を自負する日産自動車は一足早く、新型「リーフ」を投入した。初代リーフの発売から7年間で経験した苦悩を商品の魅力に昇華できたのか。厳しい制約と大きな重圧の中で生まれた2代目が、量産EVの現在地を映し出す。

 電気自動車(EV)を量産する─。文字にするのは簡単だ。品質や安全性を確保しながら、商品力の高いEVを大量生産するのは難易度が極めて高い。

 米テスラ(Tesla)が小型EVセダン「モデル3」の量産に苦しんでいるのが何よりの証拠である。2017年7月に出荷を始めたが、最初の3カ月で納入できたのはわずか260台。2017年末までに達成するとしていた週5000台の生産目標は、2018年6月末までに延期した。実現できても年間台数は約26万台。目標とする年間50万台の半分にとどまる。

 自動車メーカーは、2020年ごろからEVの量産を本格化させる。ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2025年に最大300万台のEVを販売する目標を掲げた。トヨタ自動車も2020年から量産EVを投入する。

 「日産自動車は初代『リーフ』を発売して以来、EVの先駆者としての自負を持っている。今まさに、世界は本格的なEVの時代へと動き出したところだ。このタイミングで技術の粋を盛り込んだ新型車を投入する」。こう語るのは日産社長の西川広人氏だ。EVをめぐって期待と不安が入り混じる中、同社は2代目となる新型リーフを発売した(図1)。

図1 普及価格帯で400km近い航続距離を実現
自動車メーカー各社がEVを投入する中で、日産の新型「リーフ」は価格と航続距離のバランスに優れる。旧型リーフと比べると、距離を2倍に増やしながら価格を60万円下げた。Daimler「EQ C」とVW「I.D.」シリーズの数値は本誌の予測。
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