神戸製鋼所のデータ偽装では、顧客仕様を表面上満たすように検査データを書き換えたり捏造したりした。日産自動車とSUBARUの検査不正では、型式指定制度の完成検査を不適切な方法で実施した。いずれも、「このメーカーならば間違いないはず」という信頼を裏切る行為だ。検査は品質を担保する最後の砦。そこで不正が生じれば、品質に対して疑いを持たれても文句は言えない。対岸の火事だと侮っていると、日本の製造業に品質クライシスが襲い掛かる。

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出典:2017年12月号 p.39 日経ものづくり
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