本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 筆者の第1回目のコラム1)で人と共に働く「コ・ロボット(Co-Robot)」についての米国の国家プログラムについて簡単に紹介した。コ・ロボットは組み立て作業向けのマニピュレータや移動台車、ドローンなど基本的に人から隔離された空間で動くもの、リハビリおよび手術ロボットなど人と接触した状態で使用されるものに大別される。筆者は主に後者を研究対象としており、このような分野はPhysical Human Robot Interaction(pHRI)と呼ばれている。

 pHRIは人間の触覚に関わる技術であるハプティクスとも関連し、対象は人型ロボットである必要はない。例えば振動を使ったインタフェースはコンピューターゲーム機やスマートフォンではほぼ標準となっており日常生活にも広く浸透している。快適なドライブを希求する自動車のパワーステアリングシステムも良い例である。

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