本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 「モバイルファースト」から「AIファースト」へと2016年に戦略を転換した米グーグル社。同社は2017年5月17~19日、米カリフォルニア州マウンテンビューにある本社オフィスに隣接する野外劇場で開催した開発者会議「Google I/O 2017」で、AIに関する新しい施策を相次ぎ発表した(表1)。

 今回の発表の最大の目玉は、ディープラーニング専用プロセッサ「Tensor Processing Unit(TPU)」の第2世代「Cloud TPU」だ(図1)。グーグルが前回のGoogle I/Oで発表した第1世代のTPUは推論専用で、8ビットの整数演算に特化していた。今回発表した第2世代となるCloud TPUは浮動小数点演算も可能で推論だけでなく学習にも使用できる。4個のプロセッサと64GBのメモリーを搭載するCloud TPUボードの演算性能は180TFLOPSだ。

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