• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

お薦めトピック

ヘルスケアサービス成功のカギは「個別化」だ!(page 5)

桜田一洋氏 ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー/理化学研究所 科学技術ハブ推進本部

2018/04/04 10:30
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

――個別化されたサービスは、必ず利用してもらえるようになるでしょうか。

 サービスの提供の仕方も、ヘルスケアの実現には重要な役割を担います。あなたが健康になれるサービスだといって押しつけになってしまってはやはり楽しくありません。個人に合うサービスがいくつか用意されていて、その中から使いたいもの自分で選ぶというのが良いでしょう。

 欧州のGDPRにも、「個人は人工知能(AI)などの自動処理のみによる評価や決定に拒否権を持つ」と明記されています。データを使って出された解を受け入れるかどうか、自分で選択できるということです。ヘルスケアサービスを広めるためには、こうした前提をきちんと示すことも必要です。

 今創ろうとしているのは、新しい産業です。一人ひとりのヘルスケアデータを利活用して、個別化サービスを開発できるプラットフォームを整備したい。一人ではなく、国を挙げてやらなければならないことだと思います。

クリックすると拡大した画像が開きます

 私がお話ししたのは、コンセプトの部分です。コンセプトも大切ですが、新しいシステムやツールを実際に使ってもらわないことには、産業は成長しません。ヘルスケアデータを利活用できる仕組みを整えて、さまざまな人にいち早く使って欲しいと思います。

 ただし、個別化サービスによって健康でいられる社会が実現したら、ビジネスのやり方を変えなくてはいけない部分もあります。例えば、今は具合が悪くなったら医療機関を訪れますが、みんなが健康になればこうしたビジネスは成り立たなくなります。患者の病気を予防することでもビジネスが成り立つような社会システムを作らなくてはいけなくなるでしょう。

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング