アラブ首長国連邦(UAE)・アブダビのアブダビ国際展示場で1月13日~20日、環境技術を活用して持続可能な社会を目指すイベント「アブダビ・サステナビリティ・ウィーク(ADSW)2018」が開催された。

 看板イベントである再生可能エネルギーを中心とした新エネルギーの関連イベント「World Future Energy Summit(WFES)2018」のカンファレンスでは世界の175カ国から3万3000人が参加、持続可能な社会やエネルギー転換に向けて活発な議論や情報交換を行った。

 展示フロアでは850社が出展し、環境・エネルギー関連の製品やソリューションを来場者にアピールした。

 カンファレンス・プログラムと展示フロアのいずれにおいても、近年経済成長の著しい新興国、特に中国やインド、地元UAEなどの国々の存在感が一際目立った。

 太陽光パネルに関しては、トリナ・ソーラーやジンコソーラー、JAソーラーといった中国の主要メーカーはもちろん、日本国内ではほとんど知られていないようなメーカーも、競い合うようにブースを連ねていた(図1)。

図1●WFES2018の展示フロアでブースを連ねる中国の太陽光パネルメーカー
(撮影:日経BP総研 クリーンテック研究所)
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 カンファレンスやパネルディスカッションなどでは、国際太陽光連盟(ISA)を実質的に主導しているとみられるインドの講演者や企業、モデレーターが、プロジェクトの発表や議論をリードする場面が多くみられた(図2)(関連記事1)。

図2●国際太陽光連盟のMohua Mukherjeeプログラム大使(左)がモデレーターを務めた、オフグリッド太陽光発電に関連するWFES/Solar Expoのセッション
(撮影:日経BP総研 クリーンテック研究所)
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 環境技術の高さを自負する日本からも、「ジャパンパビリオン」()を中心にクリーンエネルギーや省エネルギー、水処理などの関連分野で出展があった(図3)。

表●WFES2018の「ジャパンパビリオン」でブース出展した企業
(出所: WFES Japan Pavilion Information Guide)
番号企業(団体)名
8180日立製作所
8184コスモエネルギーホールディングス
8185日置電機
8280NECファシリティーズ
8281未来機械
8285国際石油開発帝石
8380日本ガイシ
9100日立造船
9105世界省エネルギー等ビジネス推進協議会
9105Daikin Middle East and Africa ZFE
図3●WFES展示フロアの「ジャパンパビリオン」
(撮影:日経BP総研 クリーンテック研究所)
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 太陽光発電に関しては、パネルメーカーの出展はみられなかったものの、メガソーラー(大規模太陽光発電所)向けの清掃ロボットを開発・販売しているベンチャー企業の未来機械、パワーコンディショナー(PCS)大手の東芝三菱電機産業システム(TMEIC)が、ブース出展やカンファレンスの講演で存在感を示した。