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特集

500羽のカラスをタカで追い払う、鷹匠がメガソーラーで大活躍

2018/04/12 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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隣接した森にカラスの巣

 「鳥取・米子メガソーラー発電所」は、鳥取県米子市街からクルマで30分ほどの丘陵にある。元ゴルフ場跡地を活用した出力約30MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)だ。2016年9月に着工後、順調に工事が進み、2018年4月2日に商業運転を開始した。

 東京センチュリーと京セラが共同出資する京セラTCLソーラー(東京都千代田区)が発電事業者となる。EPC(設計・調達・施工)サービスはテス・エンジニアリング(大阪市)が担当した。ゴルフ場跡地とはいえ、同発電所は、新たに林地開発許可を取得し、8つの工区に分け、起伏のあったゴルフコースを造成した。

 ゴルフ場跡地を活用したメガソーラーは、本格的に造成せずに斜面に土地なりにパネルを並べることが多い。「鳥取・米子メガソーラー発電所」は、平らに整地した面に整然とパネルを設置したため、もはや元ゴルフ場とは分からないほど整った発電所になった(図1)。

図1●約30MWの「鳥取・米子メガソーラー発電所」
(出所:日経BP)
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 大規模な造成についても、綿密に計画した工期を順調に進んできたものの、着工後に大きな問題が明らかになった。それは、おびただしい数のカラスが飛来することだった。

 「こんなにカラスが多いと、太陽光パネルを設置し始めたら、どうなってしまうのか」。2016年夏に着工以来、造成工事、そして基礎架台の施工が順調に進んでいた2017年春、テス・エンジニアリングの別府憲さんは、当時の心境をこう振り返る。2017年夏にはいよいよ電気系統の工事が始まり、10万8500枚ものパネルを張る時期が迫っていた。

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