中部電力は2014年、電力設備の点検にドローン(無人小型飛行体)を使うことで効率化する研究を始めた。高圧送電線などのほか、太陽光発電所も、その対象となった(図1)。

図1●出力約7.5MWの「メガソーラーたけとよ」における点検
約3万9000枚の太陽光パネルの熱分布画像を約1時間で撮影(出所:中部電力、フカデン)
[画像のクリックで拡大表示]

 電力設備の点検には、敷地が広いために時間のかかる場合もある。また、点検作業者が容易に近づけなかったり、作業環境の厳しい場所だったりすることもある。こうした場合にドローンを活用できないかと考えた。

 太陽光発電所の点検は、中部電力が開発・運営している出力約7.5MWの「メガソーラーたけとよ」(愛知県武豊市)で実証した。こうした用途のドローンや活用手法を中部電力と共同開発したのが、フカデン(愛知県豊田市)である。

 同社は、工場内の生産システムなどを手がけている。自動車関連の生産管理システム、ロボット応用設備、制御システムについては、トヨタ自動車向けなどを中心に事業を拡大してきた。ドローンの開発や供給は、航空分野向けの事業の一環として、2009年に始まった。