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調剤医療費適正化へ、IIJが北九州市で実証開始

3社でコンソーシアムを設立

2017/12/20 11:30
増田 克善=日経デジタルヘルス

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、北九州市で患者への重複投与・多剤投与の抑制に向けた実証実験を開始した。多剤・重複投与を原因とする薬害の低減と、飲み忘れ防止・残薬管理の推進でムダをなくし医療費適正化につなげる。

 事業推進に当たり、IIJは日本医事保険教育協会(熊本市)、Windy(福岡市)とともに「くすりのリスクコンソーシアム」を設立。九州ヒューマンメディア創造センターの支援を受けて事業を実施する。

 今回の事業は、(1)レセプト情報分析、(2)投薬指導、(3)コミュニケーション促進、(4)飲み忘れ防止・残薬管理、の4領域で実施する。

 (1)では、保険者が管理する調剤レセプト情報に匿名化処理を行い、分析する。多剤・重複投与を抽出とリスク評価を通して、医療費および薬害回避の適正化がどの程度見込めるかをシュミレーションする。レセプト分析には、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)」を活用する。

 (2)では、分析結果を基にリスクが認められるケースをリスト化し、日本医事保険教育協会の保健指導サービスを患者に行い、かかりつけ薬剤師による指導計画を立案する。かかりつけ薬剤師は、対象の患者に対する重複・多剤投薬の注意喚起を行うとともに、投薬指導や残薬確認を行う。また、医師と投薬の調整を行い、家族へも通知する。

 (3)では、投薬指導を円滑に行うために、医療機関、薬局、保険者など患者を取り巻く関係者間でコミュニケーションをとるための仕組みとして、IIJの地域包括ケアシステム「IIJ電子@連絡帳サービス」を活用する(関連記事)

 (4)では、服用日や服用時間など用法を印字した用紙をトレーに貼り合わせて一包化するWindyの「お薬カレンダー」を利用する。同ツールはトレーや用紙には切り込みが入っているため、服用時に手で切り離せるもの。服薬管理・残薬管理は基本的にかかりつけ薬剤師が訪問時に行う。また、印字されたコードをスマートフォンのカメラなどで読み取ることで管理もできるという。実証事業では、Windyがお薬カレンダー専用の一包化装置も提供する。

事業のイメージ
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 「各社がそれぞれの領域で、自社のノウハウとツールを持って展開する事業で、それぞれを統合した一気通貫のソリューションとしたところが大きな特徴だ」(実証事業を主管するIIJ九州支社営業部部長の本條英揮氏)と説明する。

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