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小規模病院とケアサービスの複数施設を効率運営するための情報システム(page 3)

院内開発でここまでできる! 志田病院のチャレンジ

2017/12/07 13:00
増田 克善=日経デジタルヘルス

日々の業務に欠かせないシステムに

 数多くの業務でさまざまなシステムが稼働しているが、中でも利用頻度の高いものの1つが検体検査、画像・生理検査、迅速検査、健診用検査などのオーダリング機能だ。例えば、画像検査のオーダーでは、撮影指示内容を入力するとカルテ記載する指示情報と患者用QRコードのラベルがプリント出力される。前者は、紙カルテに手書きする代わりに貼り付けるもの。後者は患者が放射線部門に持参する用紙に添付するものだ。放射線部門にはRIS(放射線科情報システム)が導入されていないため、モダリティーの付属システムとして実装したQRコードリーダーでオーダー情報を読み取り、撮影する仕組みだ。

診療で頻繁に利用される画像検査オーダーの画面
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画像検査オーダーの場合、モダリティーで指示情報を読み込むためのQRコードと紙カルテに貼付する指示書が出力される。
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 撮影されたDICOM画像は、各モダリティよりPACS(DCM4CHEE)に送られ、MacOSとiOSで動作するOsiriX(オザイリックス)にて閲覧することができる。

 病棟で日常的に利用されるのは、経過記録システムと注射実施時の患者・薬剤・実施看護師の3点認証システムである。看護師はベッドサイドでiPadを片手に、ベッドヘッドに添付されている患者情報のQRコードと、薬剤のバーコード、看護師のバーコードをバーコードリーダーで読み取り、注射オーダリングと照合した上で注射を実施する。MacOS上で稼働するオーダリングシステムと3点認証用のシステムのすべてを自主開発し、低コストで運用している医療機関はきわめて珍しいと言えるだろう。

病棟のスタッフステーションでは全看護師が、患者の経過記録システムに詳細な情報を記録
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病棟の注射では3点認証システムが稼働。注射オーダーと患者・薬剤を照合チェックする。
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日経デジタルヘルス Special

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