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慈恵医大、Pepperで検査案内や認知症スクリーニング

患者の顔を認識し、患者に応じた検査を案内

2017/11/22 07:30
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス
 東京慈恵会医科大学 先端医療情報技術研究講座とジェナ、フライトシステムコンサルティングは、Pepperを医療現場で活用するための共同研究を行う。2017年11月17日に開催した記者会見で発表した。

 共同研究を進めるのは、医療従事者や患者とのコミュニケーションシステムだ。具体的には、3つの役割をPepperに担わせることを目指す。すなわち、(1)検診センターにおけるコンシェルジュ、(2)血圧測定の案内、(3)認知機能検査、である。

Pepperが血圧測定を案内するイメージ(フライトシステムコンサルティングのプレスリリースより)
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 (1)の検診センターにおけるコンシェルジュは、人間ドックなどの案内係としてPepperを活用する。例えば、受付に来た患者の顔を認識し、予約を確認した後、患者に応じた検査を案内する。訪日外国人のために英語や中国語などにも対応できるようにするという。

 いずれPepperを使って問診を行えるようになるとの声に対して東京慈恵会医科大学 先端医療情報技術研究講座 准教授の高尾洋之氏は、現時点ではまだ難しいと見る。「その前段階としてコンシェルジュとして活用したい」(同氏)と述べた。

 (2)の血圧測定の案内は、Pepperが患者の感情を認識し、最もリラックスしている状態で血圧測定を行う。医師や看護師の前だと血圧が高くなる「白衣高血圧」の患者への対策にもなるという。

 Pepperを使ってリラックスした状態で測定した血圧と、現状の測定方法とでどれだけ値に差が生じるかも検証する。ジェナ 代表取締役社長の手塚康夫氏は、「医療機関だけでなく、健康経営のために企業に血圧計とPepperを設置する活用方法もある」と述べた。

 (3)の認知機能検査は、軽度認知障害(MCI)の検査支援ツールを手掛ける日本テクトシステムズと連携して研究開発を進めるという。認知機能テストの結果に加えて、患者の声の質や表情によって認知症のスクリーニングをすることを目指す。「認知症のほかにうつ病のスクリーニングも視野に入れている」と高尾氏は話す。

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