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「厚労省や経産省とAI活用ガイドラインを議論中」

JIRA小松会長、年頭所感でAIへの期待と課題を語る

2018/01/15 13:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 「2018年はJIRA設立から51年目。次の半世紀に向けて、牽引が期待されるイノベーションがあちこちで萌芽している。特に注目されているのがAIであり、中でも画像診断分野の取り組みが先行している」――。

 日本画像医療システム工業会(JIRA)は2018年1月10日、東京都内で年頭所感発表会を開催し、会長の小松研一氏が登壇した。一貫して強調したのは、医用画像診断におけるAI(人工知能)活用への期待である。「AIをはじめとするICTを活用し、医療産業を伸ばして世界一を目指そうというのが大きな方向性だ」(小松氏)。

JIRA会長の小松研一氏
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 年頭所感では、CAD(コンピューター支援診断)が進展する過程で、画像解析にニューラルネットワークが応用され、機械学習や深層学習(ディープラーニング)などに発展した過程を紹介。今後、解析アルゴリズムの進化が進むとともに、プロセッサーの高速化などによって数十万枚、数百万枚以上もの画像データを短時間で学習することが可能になるとの見方を示した。診断付き画像のデータベース構築も始まり、その活用についても政府主導で検討が始まっていると期待を口にした。

 一方で、AIの計算結果を全面的に信頼してしまうと「実態医療とかけ離れてしまう危うさもある」と指摘。AIのアルゴリズムやウソを人間は見破れないという難しさがあり、これに対応する研究も求められるとした。JIRAでは今後、AIをうまく活用しながらサイバー空間上の医療と実態医療を融合させ、ヒューマンセントリックメディスン、すなわち個々人の医療要求にきめ細かく対応できる医療を目指していく。

 現在、JIRAは画像診断へのAI活用に向けて、開発に関するガイドラインについて経済産業省と、規制に関するガイドラインについては厚生労働省と、それぞれ議論しているという。「モノ(AI活用型の画像診断機器など)が出てくる前にこうしたガイドラインの話をできることは非常に重要。JIRAにとって有史以来の取り組みではないか」とした。

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