中国の太陽光パネルメーカーであるジンコソーラーホールディング(JinkoSolar Holding)は、2017年も2016年に続いて世界シェアトップに立ったとみられる。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国における出力約1.177GWの「ギガソーラー」や、メキシコにおける同750MWなど、世界各地の巨大プロジェクトに参画し、発電コストの低下を牽引している。同社の銭晶(Dany Qian)副社長に、世界と日本における現状や今後について聞いた。

――世界での2017年の販売実績について、教えてください。

ジンコソーラーホールディング(JinkoSolar Holding)の銭晶(Dany Qian)副社長
(撮影:日経BP)

 現時点では、決算(3月22日に発表予定)に向けた集計中のため、暫定値となりますが、約10GWとなる見通しです。これは、2016年に比べて、約47%増となります。

 2016年の出荷量は約6.65GWで、市場シェアは世界トップとなりました。ちなみに2015年は出荷量が約4.5GWで、市場シェアは世界3位でした。

――2017年の実績見通しのうち、日本向けはどの程度でしょうか。

 世界全体の見通しの約10GWのうち、約6%となりそうです。日本向けの数量は、増加しました。産業用と住宅用の比率は、産業用が6、住宅用が4となっています。

 日本向けの数量が増えたのは、主に日本における販売代理店の増加が理由です。ヤマダ電機やDMM.com(東京都渋谷区)が加わりました。

 また、アブビダビのプロジェクトが世界的な関心を集め、日本放送協会(NHK)や日経BPなどの大手メディアが、われわれに対しても取材して報じてくれたことで、日本における「ジンコソーラー」ブランドの価値が高まったことが寄与し、採用が増えた面もあります(前回のインタビュー:世界最安「ギガソーラー」、2.42セント/kWhでも利益の出るワケ)。