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探訪

235MWの巨大メガソーラーが完成、試運転を開始(page 5)

500haの塩田跡地を再開発、90万枚を敷き詰める

2018/06/05 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所
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毎月広報誌を近隣に配布

 建設規模が大きく、工期が長くなることもあり、工事期間中の周辺住民に対する配慮にも力を入れたという。工事の進捗状況をまとめた広報誌を毎月作成し、近隣住民に配るなど、情報の積極的な提供に取り組んだという。

 サイト現場の工事では、ピークで1日約400人が建設工事に従事したという。作業者の出身地は、51%が瀬戸内市内、36%がそのほかの岡山県内、13%が岡山県外だった。商業運転開始後の発電設備のO&M(運営・保守)は、中電工が中心となって運営し、電気管理棟には、8人程度が常駐することになるという(図11)。

図11●電気管理棟の外観
(出所:日経BP)
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 「瀬戸内Kirei太陽光発電所」は、完成済みのメガソーラーで国内最大というだけでなく、自治体や地域と連携しつつ、自然環境にも配慮する、というメガソーラー、そして再生可能エネルギーのあるべき形を具現化している点でもたいへんに注目される。

 今後、発電事業だけでなく、自治体や近隣住民、自然環境に配慮しながら、いかに地域と共生していくかが、問われることになる。

●設備の概要
名称瀬戸内Kirei太陽光発電所
発電事業者特定目的会社(SPC)「瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社」(米GEエナジー・フィナンシャルサービス、東洋エンジニアリング、くにうみアセットマネジメント、中電工が出資)
総事業費約1100億円
融資三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3行を幹事銀行とした28金融機関が参加したシンジケートローンによるプロジェクトファイナンス(約900億円)
住所岡山県瀬戸内市邑久町尻海4382-3外(錦海塩田跡地)
敷地面積約500haの塩田跡地のうち、約260haに発電設備を設置
土地所有者瀬戸内市
貸付料工事期間は年額1億円、売電開始後は年額4億円、地域振興に関する事業費16億円(総額101億円)
出力太陽光パネル容量・約235MW、連系出力186MW
着工日時2014年11月7日起工式
商業運転開始時期2018年秋
EPC(設計・調達・施工)東洋エンジニアリング、清水建設
O&M(運営・保守)中電工
太陽光パネル中国トリナ・ソーラー製、中国インリー・グリーンエナジー製(合計約92万枚)
パワーコンディショナー(PCS)東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製、米ゼネラル・エレクトリック(GE)製(合計約240台)
接続箱ABB製(約5000台)
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