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三重で特高メガソーラーを相次ぎ稼働、「統括事業所」による管理を模索

風力発電が由来の制度、第2種の電気主任技術者を柔軟に活用

2018/05/29 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 三重県志摩市に、特別高圧送電線に連系する二つのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が、2017年に商業運転を開始した。出力は約13MWと約14MWとなる(図1)。

図1●特別高圧送電線に連系する二つのメガソーラーを稼働
画像は志摩市磯部⽳川メガソーラー発電所(出所:日経BP)
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 いずれも、三重交通グループホールディングスの事業会社である三交不動産(津市)が開発・運営している。

 同社は、地元の三重県において、多くの太陽光発電所を開発・運営している。自社やグループ企業の所有地のほか、地元でつながりのある企業が所有する遊休地などを活用し、地の利があり、手の届く範囲で開発や運営を手がけている点に特徴がある。現在、稼働済みの発電所は26カ所・合計出力約74MWに拡大している。

 もう一つの特徴は、EPC(設計・調達・施工)サービスの委託先、採用する太陽光パネルやパワーコンディショナー(PCS)のメーカーをほぼ統一し、自社が強く信頼する企業の組み合わせで固めていることである。

 これまで開発・運営しているメガソーラーのほとんどで、EPCサービスは千代田化工建設が担当し、太陽光パネルはソーラーフロンティア製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を継続して採用している。

 一部、EPCサービスで大林道路と早水電機工業(神戸市長田区)による共同事業体が担当したり、PCSは台湾のデルタ電子製を採用した例がある。この場合でも、太陽光パネルはソーラーフロンティア製で共通している。

 太陽光発電所の建設では、開発期間が比較的短いこともあり、当初は高圧配電線に連系する2MW前後の発電所の稼働が相次いだ。伊勢市二見町光の街の3カ所・合計出力約8.6MW(2013年4月以降、順次稼働開始:関連コラム)、津市栗真町屋町の出力約4.5MW(2015年10月稼働:関連コラム)などである。

 開発案件の中には、特別高圧送電線に連系する発電所もある。しかし、連系協議や開発に比較的長い期間を要するため、着工や稼働は高圧案件に比べると遅くなりがちだ。

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