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楢葉町がメガソーラー「経営」、14MWを農地転用

自治体で先駆的に「GK-TKスキーム」を採用

2018/04/17 05:00
金子 憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 福島県楢葉町は浜通り地方の中ほどに位置し、東京電力・福島第2原子力発電所が立地する。2011年3月11日、震度6強の大地震の後、10.5mの巨大津波が押し寄せ、13人が犠牲となった。翌12日、福島第1原発の事故により、全町民の避難が始まった。

「町内居住率5割」が見えてきた

 約7500人の町民は、いわき市や会津美里町などに移り、避難生活を余儀なくされた。一方、2012年から国による除染が始まり、町内の生活圏や森林、田畑などで、汚染された表土を取り除く作業が進んだ。2014年3月には、国による直轄除染が終了した。

 震災から4年半後の2015年9月5日、町全域に出されていた避難指示が解除された。その半年後の2016年3月には、災害公営住宅(一ツ屋地区)が完成し、同じ月に出力約14MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「波倉メガソーラー発電所」が着工した。

 2017年4月には町内の小中学校が再開。同年11月1日に「波倉メガソーラー発電所」が運転を開始するなど、生活面と産業面で着々と復興が進んでいる(図1)(図2)。

図1●「波倉メガソーラー発電所」のメインサイトの航空写真。北側に福島第2原発が見える
(出所:A.P.アセットマネジメント)
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図2●「波倉メガソーラー発電所」のメインサイト
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます

 2018年2月末現在で町内居住率は3割を超えた。4月以降、いわき市内の仮設住宅の供与が終わることから、町では、近いうちに町内居住率は5割を超えると期待している。

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