大雪ですべての架台が歪む

 上野原の出力約3MWのメガソーラーは、2013年11月に稼働してから、直後の冬に大雪に見舞われた。2014年2月に、東日本の広い範囲で2週間に2回、まとまった雪が降った。この雪によって、関東甲信越では、従来の積雪記録を更新する地域が相次ぎ、交通が寸断されて孤立する地域が生じた(当時の関連コラム)。

 甲信越地方のメガソーラーのなかにも、被害や影響を受けた発電所があった。上野原のメガソーラーもその一つだった(図2)。

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図2●2014年2月には記録的な大雪
2回目の大雪の降り始めから2日後となる、2014年2月16日午前の監視カメラの画像(出所:MDI-SBソーラー)
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 大雪の重みによって、すべての架台のベースレール(太陽光パネルの底部近くを支える、水平方向に長い金属部品)が曲がるといった被災状況を2014年9月に掲載した(当時のメガソーラー探訪)。

 ベースレールは、雪の重さによって、北側に若干倒れていた(図3)。倒れてはいても、太陽光パネルを支えており、発電には影響しないものだった。この損傷に対しては、ベースレールをほぼ取り替えることなく、倒れを戻すことで修復できた。

図3●すべての架台のベースレールが北側に若干倒れた
ほぼ取り替えることなく、倒れを戻すことで修復できた(出所:MDI-SBソーラー)
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 また、数本の杭基礎が沈下した。この沈下の影響で、一部の太陽光パネルの配線ケーブルが外れてしまったことなどにより、発電が停止した。これによって、発電量が低下した。沈下したアレイ(太陽光パネルを架台に固定する単位)は、沈下しない工夫を施した上で復旧した。

 今回、再び上野原のメガソーラーを探訪し、その後の変化などについて聞いた。